2018年12月24日月曜日

アリア A-40S 落下による表板、ブレーシングの割れ、外れ修理

 アリアをお預かりしました。(H様どうもありがとうございました!)
 落としてしまったそうで、この状態です。
 表板も外れてバインディングも割れてしまっています。
 中から見ると、ボディん底付近の斜めに接着されている、クロージングバーが割れています。低音側から2番目のブレーシングも剥がれがあります。中を見ながらどの順番で接着するか考えています。
 順番に関しては、ケースバイケースですので、歪みなど見てから今回は、表板の端から接着することにしました。割れの状態によっては、一緒に接着することもあります。
 この時点で割れは端の方しか接着しておりません。割れ止めを貼る位置を検討しているところ。ブレーシングがあるところを避けて貼ります。
今回はここで、割れていたクロージングバーを接着しました。

       接着された内部の様子。
 次に当て木を接着したところです。割れを境に左右で段差があるのできっちりクランプして接着します。
 すべてクランプして接着します。

 当て木までした内部の状態
 表から見るとこんな感じになりました。塗装のひびがありますが、予算の都合もあり、今回は塗装なしのですのでこれで完成です。バインディングも比較的綺麗に戻ったように思います。

あとは弦を張って、様子を見てから完成です!! 修理のご依頼をいただき誠にありがとうございました。  朝倉宏泰

2018年12月22日土曜日

西野洋平 ヒール~ネックブロック、横板割れ、裏割れ、ブレーシング剥がれ、ペグ交換等修理 Part.2

http://asakurakobo.blogspot.com/2018/12/part1.html ←こちらの続きです。
まずは、ヒールから横板を接着しました。割れてすぐでしたので目違いはほとんどありませんでした。内部の割れ止め接着の写真が1枚もありませんでした・・右側は、ヒールにダボを入れるところです。
 穴をあけました。とめ穴ですので、ダボには接着剤の逃げを作らないと最後まで打ち込めません。
 ダボが入りました。
 ヒールキャップを取り替えます。
 この写真はブレーシング接着の写真です。
 こちらも裏板ブレーシング剥がれ接着です。
 これは裏板割れの割れ止めを接着しているところです。
 ヒールキャップはこんな感じです。
 ボディをきれいに磨いて艶が出ました。30年1度もメンテナンスしていなかったそうですので、汚れがかなりついていました。
 横板・・
 ネックも磨いて
 とてもきれいになりました。
 ヘッドも綺麗にし、軸感が39ミリでしたので、単式のシャートラーペグに交換しました。
このシャートラーは、ツマミにトラブルが起きることが多いので、つまみにカーボンピンを打っております。※現在、鉄弦を含めシャートラーの取り扱いはありません。
 サドルは、高音弦側だけカクっと落ちていたので、なだらかになる様になおしました。
汚れて茶色くなっていたナットもきれいにしました。
弦を張って完成です。ブレーシング剥がれも修理したので、音の張りもよみがえり、お客様にも喜んでいただけました。修理のご依頼をいただき誠にありがとうございました! 朝倉宏泰

2018年12月21日金曜日

西野洋平 ヒール~ネックブロック、横板割れ、裏割れ、ブレーシング剥がれ、ペグ交換等修理 Part.1

 西野洋平をお預かりしました。(E様 ありがとうございました。)
 倒してしまって、スカーフジョイント部ではなくこちらが割れていました。
 こんな感じです。
 全体的にメンテナンスしたことがないそうで、裏板の割れ・・
 ペグも交換いたします。
 フレットも緑青がついていて曇りもあります。

 サドルは、高音弦側だけあとで削ったのかこの状態・・・

 ブレーシング剥がれもあります。実際は5か所くらい剥がれていたと思います。
 ネック・・・
 ボディも汚れていて、艶が全くない状態です。
まずはこまかく診断しました! Part.2はこちらです!
https://asakurakobo.blogspot.com/2018/12/part2.html


年内の修理受付は終了しております。本当に申し訳ございません・・ 朝倉宏泰


2018年12月20日木曜日

カマカ ウクレレ ブリッジ製作交換

 ウクレレ、ギター奏者のてづかあい様よりご依頼いただきました。どうもありがとうございました。
 4弦のところ、ブリッジが割れてしまっています。1度楽器屋さんで接着してもらったそうですが、また取れてしまったということでした。ブリッジを交換します。
 ブリッジ材がイーストインディアンローズウッドでしたので、同じものを選択しました。
ある程度の大きさに切りだしてからサドル溝を先にあけました。

     こんな感じです。                      
      あとは弦の溝を切りますが、あとで3弦は太くします。     
                    
               
  見た目とサイズを確認してるところだと思います・・
塗装します。雰囲気を合わせるために導管を完全に埋めません。

          塗装乾燥中にブリッジを削り取りました。

サドルは既存のものを使用します。ピッタリです。

弦を張って完成ですが、他にも木地が出ている部分のタッチアップや、全体のクリーニングなど行いました。

これで完成です! 修理のご依頼をいただき誠にありがとうございました。
てづかあい様のブログはこちらです。https://blog.goo.ne.jp/ai_neri
 

朝倉宏泰