2012年1月25日水曜日

Gibson ES-335PRO フレット,ナット交換

GIbson ES-335PROの修理ご依頼いただきました。(O様どうもありがとうございました。)
ピックアップにダーティーフィンガーズが搭載されている珍しいモデルです。

何度かすり合わせしていて、フレットの頭がほとんど残っておりません。

ミカルタのナット交換いたします。

フレットを抜いたところです。かなりゆるい状態でフレットが入っておりましたので

木自体の強度も個体差ありますが、順反り方向にネックもやわらかい感触でした。


少しロッドを締めた状態で、指板調整します。トラスロッドが効くことが前提ですが、この状態でフレットを打てば強いネックになります。色が濃い所はペーパーがあたっていない部分です。

アールもチェックしておきます。アールが付いた当て木は使ったことがありません。

指板調整完了後、溝を綺麗にしてから面取りをしておきます。
オーバーバインディングでフレットを打ちます。打つのがポイントです、プレスはしません。
元々付いていたフレットよりも若干太めの足のものを選びました。
フレットの端を揃えますが、良くある35度に削る治具は使いません。あれでは斜めに削りすぎてしまいます。起こしめに削り合わせて・・
端をこのように角を削っていきます。
打ち終わってオレンジオイルで清掃後、アイシンオイルを塗りました。
ナット交換です・

オイル漬けのヴィンテージボーンを使用します。

巾や高さを合わせて削り、溝を掘ります。

磨いて完成です。

修理のご依頼どうもありがとうございました。


朝倉宏泰

2012年1月18日水曜日

Gibson レスポール 塗装浮き、打痕 補修

Gibsonレスポールお預かりしました。(Y様どうもありがとうございました。)
まずはヘッドの塗装浮き、ぶつけてしまったそうです。



こちらは、簡単な補修と少し塗装が取れている部分にタッチアップしました。
このあと、乾燥させてから平らに磨きます。



こちらは大きな傷で木地も少しへこんでいます。



色をつけながら、少しずつ塗装を盛って行きます。



薄く少しずつ塗装していきます。日数はかなり掛かります。



平らにしてから・・


色を吹いて、クリアーを塗ります。



最小限の修理でしたが、磨いて完成です。









修理のご依頼おありがとうございました。朝倉宏泰

2012年1月13日金曜日

今井勇一 YJ-Ⅱ ナット交換

今井勇一のYJ-Ⅱをお預かりしました。(テルイショウ様ありがとうございました。)



6弦の4フレット当たりを押えると、ナット~4フレット間でビビリが生じるということでした。
調べてみると、4,5,6弦のナット溝が深すぎました。





ナットをオイル漬けのヴィンテージボーンに交換します。隙間なくあわせるようにして・・



同じ弦間で溝を切ります。



成型し磨いて完成です。ありがとうございました!

このギターのオーナーはギタリストのテルイショウ氏です。


所沢にあるヤマハで講師もしているテルイショウ氏のホームページはこちらです。




視聴も出来ます。




よろしくお願いいたします。




朝倉宏泰

2012年1月10日火曜日

Gibson レスポール スタジオ ネック折れ 修理

Gibson レスポールお預かりしました(K様どうもありがとうございました。)
倒れてしまったそうです。折れてから時間が経っていなく合いも良いので
当て木しないで接着します。
接着後、木地まで出します。
塗装して完成です。
修理のご依頼どうもありがとうございました。
朝倉宏泰

2012年1月1日日曜日

新年


あけましておめでとうございます。毎日たくさんの方にブログをみていただいてありがとうございます!
今年もよろしくお願いいたします。
朝倉宏泰