2013年7月31日水曜日

Gibson レスポール スタンダード ネック折れ 修理 Part1

 レスポールをお預かりしました。(W様どうもありがとうございました。)
 このような状態で、譲ってもらったそうです。 何度か折れて修復しようとして、また折れてという感じです。


 ナットも、弦間がばらばらで、溝も深くなりすぎでしたので交換します。

 外しました。接着剤がたくさん付いています。
 綺麗に取り除きました・
まずは接着しました。

こちらに続きます。↓
http://asakurakobo.blogspot.jp/2013/08/gibson-part2.html

朝倉宏泰

2013年7月16日火曜日

ドソウト カヴァキーニョ ペグ交換、糸倉の加工等・・

デルベッキオに続き、ドソウトもお預かりしました。(Y様どうもありがとうございました)
 こちらも、赤丸のところ、弦が食い込んでいます。ペグも硬くて調弦しにくいです。
 ペグの穴が、かなり大雑把にあけられています^^
 こちらも・・・
 少しだけ穴を広げてから、ネジ穴ともに埋めてあけなおします。 元々欠けていたところなどはエポキシで埋めました。弦間は、オリジナルと同じようにしました。
 グローバーのペグを取り付けました。カヴァコは鉄弦ですので、良くあるプラスティックのものよりもポストは金属のほうが良いと思います。

 糸倉も削り、驚くほどチューニングがスムーズになりました。


どうもありがとうございました!!  朝倉宏泰

2013年7月15日月曜日

デルベッキオ カヴァキーニョ ブリッジ修理 糸倉の角を削る加工。

 カヴァコをお預かりしました。(Y様ありがとうございました。)
 ブリッジが剥がれています。
 赤丸のところ、糸倉の角に弦が当たってしまっていて、チューニングが安定しませんし、サスティーンもありません。
 ブリッジを剥がしました。
ブレーシングをまたぐように当て木を作りました。
 接着剤などを綺麗に取り除きます。
 ブリッジの裏をきれいにして、載せてみます。すると隙間が開きますので、この隙間がなくなりぴったり付くまで裏を削っていきます。
 何度も、調整してぴったりあわせます。この後接着します。
 糸倉を削りました。弦は当たっていません。ペグの巻き取り、チューニングもスムーズです。

 タイブロックが傷つかないようにする、ファーのようなものが可愛いです。
 弦を張って完成です!! どうもありがとうございました。

朝倉宏泰

2013年7月12日金曜日

リッケンバッカー フレット、ナット交換

 リッケンバッカー330をお預かりしました。(O様ありがとうございました!)
 フレットが低くなりすぎていますので、フレット交換します。
 ナットも交換します。
 フレットを抜いたら、まず塗装をはがしていきます。かなり厚い塗膜でした。
塗装をはがしたら指板調整します。
 あらかじめRを見ておき、調整後も確認します。Rの付いた当て木は使用しません。
 フレットを打ち直したところです。この後、指板の塗装です。
 ナットを外したところです。指板の木口に接着剤が付いています・・・
 綺麗にしました。
 塗装も終わり、オイル漬けの牛骨でナット交換もしました。
 塗料をはじいたり、塗装後のフレット仕上げの際、マスキングテープを剥がす時に塗膜も一部はがれてしまったりしまして、作業は大変でしたが完成です。
とても格好良いギターでした。
どうもありがとうございました。  朝倉宏泰