2015年5月21日木曜日

Martin D-45 Custom ナット、サドル交換

アルパインスプルーストップの D-45カスタムをお預かりしました。(H様どうもありがとうございました!)
 ナットとサドルを、オイルにつけた牛骨に交換いたします。
 ナットの横、塗料を小さい彫刻等ですべて取り去ります。
 切込みも入れておきます。  強力に接着されていたので・・
 小さい鋸で、切込みを入れていきます。慎重にぎりぎりの深さまで入れたら・・
 パリッと、取れるはずなのですが、今回はとても強力にくっついていて、切込みを入れたのですが、ナット横の塗装まで取れてしまいました・・・
指板側の塗装を補修いたしました。
 ナットの底を均し、指板側の接着剤を綺麗に取り除いたらナットを成型してはめ込みます。



 溝を切り、もう一度はずして成型、磨きます。オリジナルのナットは、溝全体に弦が乗る様に切ってありました。

 サドルは、オリジナル同様の接点に削りました。
弦を張って完成です。 煌びやかさのシトカスプルースよりも、高音弦の音も太く、非常にパワーのある音でした。
修理のご依頼誠にありがとうございました!    朝倉宏泰




・現在修理のご予約をいただいてもすぐに作業することは出来ません。

・メールには、必ずお名前と連絡先を明記して、お問い合わせいただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。

朝倉宏泰


2015年5月13日水曜日

アランフェス 710 ブリッジ剥がれ サドルナット交換 修理

 アランフェスギターをお預かりしました。(T様どうもありがとうございました。)
ブリッジが剥がれてしまったそうです。アランフェス(松岡)のブリッジ剥がれは本当に多い修理です。
 ナットはオイル漬け牛骨に交換いたします。
 ブリッジが浮いた状態で固まっていましたので、一度ブリッジを剥がしました。ブリッジの裏を成型しなおしてから、接着します。
 接着後・・浮いているものをクランプで無理にしめると後でまた剥がれてきます。
 ナット、サドルも交換することになりました。


 指板のサイド5,7フレットにドットを追加しました。
ボサノヴァを演奏されるということで、低めの弦高にセットして完成です。
修理のご依頼、誠にありがとうございました。   朝倉宏泰