2016年5月23日月曜日

朝倉ギター デモ演奏


ギタリストの高橋力さんにdemo演奏をお願いしました。今回はずいぶん前に製作したもので、フレームを使用しないジムレッドゲートスタイルです。重量も2キロと軽量なラティブレーシングギターです。どうもありがとうございました!  朝倉宏泰

2016年5月21日土曜日

ジョアンバチスタ カヴァキーニョ修理 Part.2

http://asakurakobo.blogspot.jp/2016/05/part1.html ←こちらの続きです。
ピックアップを取り外しましたので、エンドブロックの穴を埋めます。12ミリの棒を削って接着します。
きついとまたエンドブロックが割れますので、そこそこにします。
 あとは、メイプルとエボニーでキャップを作りました。こんな感じで完成です。
 剥がれていたブリッジを一度はがします。
 これはよくあるのですが、牛骨の飾り棒が浮いてしまっています。ここは接着しました。
タイブロックでループする弦でしたら、この問題は起きないと思います。
 表板の傷を埋めて、全体に塗装しました。広がってしまった割れなどは、修理して上から塗装しても後で割れ跡は出てきてしまいます。


 ブリッジはしっかり密着するようにして接着しました。
埋めた傷跡のところ


 弦を張って完成と思ったのですが、サドルでビビリがでましたので、弦の痕がついている接点を修正しました。
サドルの頂点の削りで、弦との接点が真ん中あたりでしたので、弦高を変えない様に接点を前にくる様に修正しました。 写真でサドル上の弦の痕がついているところを・・・
接点を前に来るようにきれいに磨いて完成です。   修理のご依頼誠にありがとうございました!!  

次回は、田崎守男ギターの修理です。

朝倉宏泰

2016年5月20日金曜日

ジョアンバチスタ カヴァキーニョ修理 Part.1

珍しいカヴァキーニョの修理をご依頼いただきました。(T様どうもありがとうございました。)
 表板の端が割れています。われ部分からエンドブロックまで、ライニングと表板が外れてしまっていました。
 エンドブロックのテープが貼ってあるところまで剥がれていました。浮いているのがわかるでしょうか。
 こちらも表板の割れです。時間が経っていますので、段差が出来ていました。
 こちらは、横板の割れです。
 ピントが合っていませんが、ブリッジが剥がれています。
 ほこりが入らないようにお客様がテープで割れを保護されていたので、まずはテープ痕をきれいにしました。
 こちらも同様に綺麗にしました。
 このカヴァキーニョは、製作時から板に割れが合ったようで、割れ止めが接着されています。
2枚重なってしまっています・・ 
 赤丸の部分、元から貼ってあったものです。 
 ピックアップは取り外しました。
最初に表板の外れてしまっているところを接着しました。
 割れ部分から上も外れているところがありました。少しアウトラインを直しながら接着しました。
 割れを接着しながら、裏から割れ止めの接着です。
 クランプしてしっかり接着します。当て木が回転しやすいので非常にに難しいです。
 当て木の接着後。
 反対側も段差があるので、割れの接着をしながら、割れ止めを貼りました。

 こちら側の割れ止めは、5枚貼りました。
 赤丸のところが新たに貼ったわれ止めです。
 さらに貼ります。
 しっかり接着できました。
 拡大しないと見えにくいですが、エンドブロックの割れも見つかりましたので、追加で接着いたしました。
 表板の割れ、段差も余り気にならなくなりました。
反対側・・・・Part2に続きます!

Part2はこちらです。→http://asakurakobo.blogspot.jp/2016/05/part2.html

朝倉宏泰

2016年5月5日木曜日

第24回 山陰ギターコンクール 第1位 アレクサンドル ガラガノフさん

  5月3日に松江市総合文化センタープラバホールで行われた、山陰ギターコンクールで
朝倉ダブルトップ2011を使用してくれている、アレクサンドル ガラガノフさんが
プロフェッショナル部門で第1位でした!! とてもすばらしい結果で私もうれしいです。

写真は、ヴァイオリニストの山口美夕鶴さんから送って頂きました!どうもありがとうございました!! アレクサンドルさん、第1位、おめでとうございました!!

クラシックギタリスト、アレクサンドルさんのHPはこちら→ https://alexandergalaganov.com/

山口美夕鶴さんのHPで、ヴァイオリンとアレクサンドルさんのレッスンも受けられます。→ http://www.miyuzu-violin.com/

朝倉宏泰