こちらの続きです! ヒールの角度、左右の振り、ヒール下のカーブ、等を合わせてから、ボディの塗装を剥がしました。 ヒールを合わせるときに厄介なのは、ボディとヒールの間にカーブがあることです。
あらためて嵌めてみると、きっちり収まりました・・・
そして今度は、表面板に載っている塗装部分ですここも指板の範囲分剥がします。
まだ仕上げの状態ではありませんが、塗装は分厚いです・・・ ダボジョイントですとこのまま接着すれば、12フレット下辺りで、隙間が空いてしまうのは明白です・・どちらにせよ、12フレット以降が落ちすぎてしまうために、指板の下に板を敷いて、テーパーに仕上げます。
指板の下に板を接着しております。
スプルースの板を接着したのがわかるでしょうか。これはすでにテーパーに削っています。
ここまで来るのは本当に長かったですが、接着しました!
サドル高が確保できるようになりましたので、製作交換します。今回はタスクサドルにいたしました。
指板下の薄板は、表板の色に合わせて着色しました。あまり目立たないと思います。
ヒール部
これで完成です!!
長い修理期間をいただきました。 修理のご依頼をいただきありがとうございました。
次回は、中西ウクレレの修理を予定しております!
Part1はこちらです→ http://asakurakobo.blogspot.jp/2017/03/rheinbach-part1.html
お問い合わせは、お名前を明記してお願いいたします。
朝倉宏泰
2017年3月3日金曜日
2017年3月2日木曜日
RHEINBACH クラシックギター ネックリセット Part.1
ドイツ製のクラシックギターをお預かりしました。(K様どうもありがとうございました!)
ヒールが浮いているということでしたので、最初はダブテイルジョイントのゆるみだと思いました・・・
早速ギターを送って頂いて、ヒールが浮くようにして見てみるとこのようになっています・・・
まずは、ボディ上にある指板を剥がしました。
剥がして状態で、ネックを前に倒すとダボが見えてきました。接着剤が柔らかいゴムのようなものでしたし、この隙間の多さから簡単に抜けると思いましたが、実際には、何日もかけて抜いていきました。
ネックが抜けました。ヒールの下と指板の下表面板、どちらも塗装がそのままでした。これでは剥がれます。
仕込み角度の変更と、ヒールが密着するようにヒール下を削ることになります。
まずはダボを抜いて、角度をあわせるように削ります。
ボディ側は傷が付かないようにマスキングします。
Part2はこちらです!→ http://asakurakobo.blogspot.jp/2017/03/rheinbach-part2.html
☆ギターの注文や修理の問い合わせは
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朝倉宏泰
ヒールが浮いているということでしたので、最初はダブテイルジョイントのゆるみだと思いました・・・
早速ギターを送って頂いて、ヒールが浮くようにして見てみるとこのようになっています・・・
まずは、ボディ上にある指板を剥がしました。
剥がして状態で、ネックを前に倒すとダボが見えてきました。接着剤が柔らかいゴムのようなものでしたし、この隙間の多さから簡単に抜けると思いましたが、実際には、何日もかけて抜いていきました。
ネックが抜けました。ヒールの下と指板の下表面板、どちらも塗装がそのままでした。これでは剥がれます。
ダボジョイント・・・別にダボジョイントが悪いというわけではありません。
接着剤を綺麗にしてから、あらためて嵌めてみると・・・隙間だらけで全く合っていません・・仕込み角度の変更と、ヒールが密着するようにヒール下を削ることになります。
まずはダボを抜いて、角度をあわせるように削ります。
ボディ側は傷が付かないようにマスキングします。
Part2はこちらです!→ http://asakurakobo.blogspot.jp/2017/03/rheinbach-part2.html
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朝倉宏泰
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