2013年9月15日日曜日

俣野 勝 CLASE500 ヒール割れ 表割れ修理

 俣野ギターをお預かりしました (K様どうもありがとうございました。)
 表割れが2箇所ありました。
 どちらも、隆起していて触ると段差が出来ています。
 ヒール割れがあります。俣野ギターでは多い修理です。
 接着剤を奥まで入れないといけません。
 表板割れは、表から接着剤を入れた後、裏から当て木します。位置を決めているところです。
 1こずつクランプして、表板の表面が平らになるようにします。
 2枚貼ったところです。 クランプするとずれやすいので難しいです。
 写真ではわかりにくいですが、だいぶ戻りました。
 こちらも同じように貼っていきます。
 無事に接着できました。
 穴が空いていたので、少し補修しておきました。
 ヒール割れの接着後、ダボを入れました。接着面がきっちりしていればダボを入れなくても大丈夫なことがほとんどです。
 途中の写真がありませんが、ヒールキャップを作り直し、塗装して完成です。


 フレットも綺麗にしました。指板は染めてあるので、汚れ落としのみにしました。
完成です。修理のご依頼どうもありがとうございました。

朝倉宏泰

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