2014年7月6日日曜日

広瀬達彦ギター 修理

 広瀬ギターをお預かりしました。(前田様どうもありがとうございました!)
 まず、ペグです。軸受けが壊れていますので交換いたします。
 裏板のバインディング部の傷、ここは、バインディングを接着してから、アロンアルファでコーティングします。
 表板、高音弦側の割れ修理ですが、ご自身で当て木されたそうです。1枚目はきちんと接着できているので驚きました・・・2.3枚目はブレーシングに掛かってしまっておりますので、剥がしてから新たに当て木します。
 3枚目は見えにくいですね。
 取り除きました。
 当て木を剥がした内部です。
 段差がありましたので、当て木の前に、まずは割れを接着しました。
 割れの修理の間に、ペグ交換しようとしたら、糸倉が割れていました。
 締めれば閉じましたので、クランプして接着しました。
 こちらは、当て木を3枚接着したところです。 1枚目の当て木は、しっかり接着されていたので、無理に剥がしませんでした。
 写真では面一になっているのがわかりにくいですが、コーティングして手触りはつるつるです。
 フレットの緑青、指板の汚れをキレイニして・・・
ペグも交換して完成です! この広瀬ギター、とても良かったです!
前田 司様、修理のご依頼誠にありがとうございました!

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朝倉宏泰


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