2012年12月30日日曜日

中西 ウクレレ 修理1

 中西のウクレレをお預かりしました。(辻山様どうもありがとうございました。)
ストロークしたときにビビリが出るなどの症状が出るということでした。
表板のブレーシングを見てみると、3箇所、接着が外れておりました。
 ヘラが入っているのがわかるでしょうか。
 こちらは、剥がれてからブレーシングが反ってしまっています。
 ブリッジの剥がれもありました、端が浮いています。
 表板の割れです。板目で割れが隆起してしまっています、ここは割れ止めにします。
 表板のブレーシングから接着していきます。手が入らないので難しいです。
 表と裏からも、当て木と皮を当ててクランプします。

 ブリッジは一度剥がします。ブリッジ接着後に塗装されているので際の部分に塗料が溜まっています。剥がす前に切込みを軽く入れておきます。
 剥がしました。表板同様、ブリッジ材もローズウッドでした。
 置いてみると、端が浮いているのがわかります。
 置くだけでぴったり合うようにブリッジの底を削って行って合わせます。
 整地できましたら、表板とブリッジをアルクホルで拭いておきます。拭いたらすぐに接着します。
端がぴったり付いています。 まだ続きます!!

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朝倉宏泰

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