2015年3月8日日曜日

Gower Guitar ブレーシング剥がれ等 修理 part.2

 http://asakurakobo.blogspot.jp/2015/03/gower-guitar-part1.html ←こちらの続きです。
ブレーシング剥がれを接着していきます。 
                  表側はこのようにクランプを使用します。
 裏側は、マスキングし、中はターンバックルで締めて、外から軽くクランプします。

外からは 軽く締まる程度・・      同じように剥がれていた13箇所をすべて接着します。

 このギターは左用に使用されていたものを、また元に戻した痕がありました。6弦のナット溝が何度も埋められた痕があります。ナットは交換します。
接着剤が付いているので、綺麗にしてから交換しました。
                 白が飛んでしまってうまく撮れていません・・
 こちらは樹脂製のサドルです。サドル溝と合っていなく、ブカブカです。
                  こちらもオイル漬け牛骨で交換しました。
 ネックが少し起きていて、サドルがほとんど出せない状態ですので、サドル直下まで、弦溝を持って来て、テンションを稼ぐようにします。 ブリッジの厚みも薄く、弦の捩っているところがサドルにかかりますので、弦を張る前にボールエンドを足します。
                        このようになりました。
修理後は見違えるように鳴りました! 修理のご依頼誠にありがとうございました。

朝倉宏泰

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