2017年12月16日土曜日

エピフォン NV-185 フレット交換 ナットサドル交換 インレイ補修等修理

 珍しいエピフォンのギターをお預かりしました。(K様ありがとうございました!)
 ブラスのブリッジピンがついています。
 ナット、フレット交換に伴い交換いたします。
 弦の下に痕がついています。弦との接点が良くなく、摺合せですとフレットが低くなりすぎてしまうので、ステンレスフレットに交換いたします。
 インレイを埋めている樹脂が盛り上がっています。

 まず、ナットを外しました。
 フレットを抜いて、指板調整しています。アールのついた当て木は使いません。この作業は、フレットの土台になる指板を整地いたします。
 事前にお客様には説明させていただいておりますが、インレイの埋め込みが浅い部分があり、指板調整でインレイが削れてしまいました。
 フレットを打ち、角を丸めて仕上げました。
 当緒はこのままでということでしたが、やはり見た目が良くないです・・

 いろいろあり、部分補修することにいたしました。これは3フレットです。
 新たに材料を切り出して・・・
 埋め込みます。
 こんな感じで完成です。
 遠目に見ればほとんどわからないと思います。
 ナットは、オイル漬け牛骨に・・
 サドルも交換いたしました!
 改めて弦を張り完成です。
このエピフォンは、安価なモデルではなく、細部までしっかり作られていて、何よりボリュームもあり、音も太く素晴らしいギターでした! 修理のご依頼をいただきありがとうございました! 朝倉宏泰

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