ギタリストの柴田杏里様より、グレッグスモールマンをお預かりしました。(柴田様どうもありがとうございました。)
落としてしまったそうで、バインディングに傷が入ってしまっています。
塗装はなしで、手触りがよくなるように傷を埋める修理をします。
表面板の割れ3箇所ありました。フレームがあるのでダメージはそれほどなく、ブレーシングの剥がれはありませんでした。表の割れは、表面だけV字に割れているので、接着して上から押さえます。
過去の修理で、内部に接着剤のたれがそのままにされていたりするところがあり、これがどこかに触れて雑音が出たらいけないので、取り除いて綺麗にします。
取り除いた接着剤。
かなりありました・・
見た目も綺麗になりました。
割れの接着・・・裏から押して、接着剤を入れて・・乾くまで押さえます。
接着剤がしみこんだところは色が濃くなりましたが、塗装なしで磨いて完成です。
こちらは、バインディングの傷があった部分。
最小限の修理です。手触りもよくなりました。
あとは、フレット、指板をクリーニングして完成です。
やはりとてもすばらしいギターです。 修理のご依頼をいただき誠にありがとうございました。
次回は、ラリビーの左用ギターを右用に調整を予定しております!
朝倉宏泰
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