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2016年3月5日土曜日

ジジョルジョ  ヴィブランテ 修理

 ジジョルジョ ヴィブランテをお預かりしました! (A様どうもありがとうございました!)
 症状は、弦高が高い(1弦、6弦ともに4,5ミリほど)ブリッジの剥れ、サドルの削りシロがない等です。
ブリッジは、剥がれているので修理します。 隙間も見えますが、隙間に接着剤を詰めたような痕もあります。
 加湿してからはがしました。接着剤は、木工用ボンドでした。
 ブリッジの領域をテープで印しました。内側に塗装が残っています。
 ブリッジに厚みがありましたので、下側から落とします。ウイングのところ、1,2ミリが限界でしたので、ギリギリまで削ることにしました。 これで少し弦高が下がります。パーフリングカッターを使いました。
 先にブリッジ下の当て木を作っておきます。ブリッジの下までブレーシングは通っていませんでした。
 表板のブリッジ領域をきっちりカットして、木地を出します。
 ブリッジ、ギリギリまで薄くしました。これ以上やるとウイングの端が欠けてしまいます。
 さらに、サドルの土台も高さがありましたので、1ミリ削ることにしました。成型します。これで少しサドルが出せます。
 ブリッジと表板の接着面をきちんと整えます。これをすることによって、ブリッジの後ろでふくらみ、前側で凹んでいる表板が少し戻ります。 隙間はありません。クランプで無理に締めて接着する人もいます。どちらが良い悪いは言いません。
 こちらはナットです。右側に写っているナットの下面が荒れています。ここに接着剤が溜まっていたのだと思います。
 溝の接着剤を取りました。ここはやりすぎません。鉄心が入っています。
 オイル漬けの牛骨に交換しました。溝が綺麗なコの字ではないので合わせるの時間が掛かりました・・・
 ブリッジの接着後、交換したサドル。 弦穴からサドルまでの角度がほとんどついていませんので
GGクリアトーンの使用をお勧めしました。
音量もあり、何よりも驚いたのは、非常に鋭い切れ味で鳴る立ち上がりの音・・・すばらしいギターでした。 弦高は、少しサドル余剰分を残して、1弦、6弦ともに3,5ミリにしました。

修理のご依頼誠にありがとうございました!

朝倉宏泰

次回は、ES-125の修理を予定しております。




2015年5月13日水曜日

アランフェス 710 ブリッジ剥がれ サドルナット交換 修理

 アランフェスギターをお預かりしました。(T様どうもありがとうございました。)
ブリッジが剥がれてしまったそうです。アランフェス(松岡)のブリッジ剥がれは本当に多い修理です。
 ナットはオイル漬け牛骨に交換いたします。
 ブリッジが浮いた状態で固まっていましたので、一度ブリッジを剥がしました。ブリッジの裏を成型しなおしてから、接着します。
 接着後・・浮いているものをクランプで無理にしめると後でまた剥がれてきます。
 ナット、サドルも交換することになりました。


 指板のサイド5,7フレットにドットを追加しました。
ボサノヴァを演奏されるということで、低めの弦高にセットして完成です。
修理のご依頼、誠にありがとうございました。   朝倉宏泰

2014年4月22日火曜日

松井邦義 7弦ギター 穴埋め、サドル溝掘りなおし、サドル交換、割れ修理

 ギタリストの高田泰久様より、松井ギターをお預かりしました。どうもありがとうございました。
 ハイランダーが取り外されていた後で、サドル溝が2段になってしまっていて、U字に溝が空いています。これを埋めて掘りなおします。
 こちらはエンドピンジャックの痕です。ここは、簡単で良いということでしたので、丸棒で埋めるだけにしました。



 こちらは、ポテンショメータの痕です。ここも埋めます。
 なるべく似たような色のローズを選んで、切り出します。
 きつく打ち込むと割れたりするので気をつけます。
 こちらはきりなおしたサドル溝・・
 サドル材。
 こんな感じで完成です。
 ここからは、何日か後ですが、指板の横に割れが入ってしまったということで、割れ止めを貼ります。

 ネックブロックの左に2枚貼ってあるのがわかるでしょうか。
完成です。シャーラーのバンジョーペグが搭載されていました。
7弦ということもありますが、さすが松井さんという感じの音でした。どうもありがとうございました。

高田泰久様のHPはこちら
ブログはこちらです。


2014年3月6日木曜日

ドソウト カヴァキーニョ 修理、調整 Part.2

 http://asakurakobo.blogspot.jp/2014/03/part1.html  ←の続きです。  ペグも交換します。
 35ミリ間隔のペグに交換しますので、1度穴を埋めて空けなおします。穴にあわせてプラグを切り出しました。
 接着後、軽く筆で塗装します。
 中心を出してあけなおすのですが、ヘッドの形、飾りの位置が大雑把ですので、どこにセンターを持って来るか、慎重に決めます。
 穴を空けてペグをセットしたところ・・・ 
 ブリッジの位置が後ろ過ぎて、オクターブが合わないということで、このようなL字のサドルを製作しました。 ですが、ブリッジの剥がれで、後ろが浮き前傾になると、弦との接点が変わり(サドルの磨耗も入れて)ビビリが出てきたりしたので、何度も足を運んで頂き、相談の結果、ブリッジの位置を変更することにしました。
 このカヴァキーニョは、過去にブリッジも外して、リフィニッシュされているものでした。剥がしたらこの状態です・・・・ 
 ブリッジ下の当て木を作りました。
 ずらす分は、塗装してしておきます。
 過去の修理での捲れも補修しておき、ブリッジを接着します。
 サドルも作り直して、オクターブ調整も良いと思って確認していたら・・・・
 今度は、ローポジションでの音程がいまひとつですので、0フレットの位置を少しだけずらします。
 一度溝を埋めて、切りなおすのですが、これが非常に難しいです。
 改めて、サドルを作り直して完成です。



だいどうじ様のブログ カヴァキーニョ弾きの話
http://daidoji.at.webry.info/


修理のご依頼ありがとうございました!
朝倉宏泰