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2016年12月11日日曜日

クライナーバッハ 表板、裏板割れ、ペグ交換 修理

 ギタリストの柴田杏里様より、クライナーバッハの修理をご依頼がありました。どうもありがとうございました!
 まず、ペグが左右で違うものが付いていますので、交換します。
 クライナーバッハのラベル。
 ケースから出した状態で保管されていたようですので、ホコリを取り、塗装を艶出しします。
 裏板を叩くと異音がありましたので内部も綺麗にしてから原因を調べます。
修履歴も多数あり、フレット交換もされているようでした。そのときにフレット際のチップした痕がそのままでしたので、ここも埋めます。
ブレーシングの隙間・・・ここも過去の修理で接着に失敗しています。締めてもぴったり付きません。1度ブレーシングを外してから接着しなおすことも考えましたが、相談の結果、異音がなくなればよいということで、充填することにしました。

 裏板の割れ。ここは接着して裏から当て木しました。
 ボディ下部の割れ。
 裏板下部のわれに当て木したところ。奥ですのでなかなか難しいです。
 手前側。
 今回は塗装なしですので、このような感じになりました。
 下部の割れ。
 ブレーシング隙間の充填したところ。
 ペグはシャーラーに交換します。
 ヘッドも磨いて綺麗にし、ネジ穴をすべて埋めて交換しました。
 フレット際のチップ痕・・
 埋めてから指板共々磨きました。
 表板の端に割れがありましたので、それも接着して完成です!
クライナーバッハ、とてもドライで切れ味が鋭いギターでした。修理のご依頼をいただき誠にありがとうございました!!  

次回はグレッグスモールマンの修理を予定しております。


朝倉宏泰

2015年4月26日日曜日

Jose Ramirez ナット、サドル、ペグ交換

 Jose Ramirez 1aをお預かりました。(N様どうもありがとうございました。)
 サドルと弦の接点が磨耗していますので、交換します。
 指板とフレットは、錆と緑青が出ていますので磨きます。
 ナットは、溝が深く成りすぎていて1フレットに触れています。 6弦で強くビビリが出るので、交換します。

 指板とフレットを綺麗にしました。
ペグは、シャーラーに交換します。

 ナット交換するのにナットを取り外したら、6弦の下に薄板が敷いてありました。
 薄板を取り除き、ナット溝を少し均してから、オイル漬け牛骨で製作しました。
               
 サドルもオイル漬け牛骨で作り直しました。サドルをギリギリまで下げましたが、ネックの仕込み角度の関係で、あまり弦高は下げられません・・
 ボディも綺麗にして完成です! 修理のご依頼誠にありがとうございました!朝倉宏泰

現在、修理のご予約をいただいてもすぐに修理開始できません。詳しくは、お名前連絡先を明記してお問い合わせください。  よろしくお願いいたします。

2014年10月18日土曜日

Jose Ramirez 1a ナット、サドル、ペグ交換等

 ラミレスの1aをお預かりしました。(N様どうもありがとうございました。)
この写真で気づいた方はいないと思いますが、このラミレス、650ミリへ改造されています。
ナットから糸倉までの距離が長くなっており、弦がヘッドに食い込んでいます。
 フレットに出た緑青は指板共綺麗にします。
 サドルは、溝と合っていなくブカブカですので交換します。前に傾いてサドル下面がきっちり接地しておりません。
 ナットは、溝が深くなっていて、1弦側のヘッドとの間に隙間があります。
ブレーシング剥がれなどないかチェックするために、まず、 ボディ内部のホコリは綺麗に取り除きます。
                 もちろん事前にボディを軽く叩いて異常(異音など)がないか見ますが、端だけ少し剥がれている場合は、異音などしないこともありますので中を見てチェックします。   今回は、ブレーシングの剥がれはありませんでした。
 フレットを綺麗にしました。
 サドル交換の前に溝をチェックします。底がUの字になっていることが良くありますので、溝の際だけ削ります。 酷い場合は1度溝をさらい、埋めてからサドル溝をあけ直します。
 交換しました。
 弦が食い込んでいたところを削ります。低音側だけ削ったところです。この後色を塗ります。
 ペグ交換するのに、マホガニーの丸棒でネジ穴を埋めました。
 新たにネジ穴を空けて、ネジ穴の面取りをしている所です。
 糸倉の色塗り、ナット交換や調整を済ませて完成です。

650ミリでも鳴りは変わらない感じでした。音量もあります。

お客様のブログにも掲載して頂きました。↓こちらです。
http://blogs.yahoo.co.jp/tatupulin/67717087.html

このたびは修理のご依頼誠にありがとうございました。

朝倉宏泰

2014年7月6日日曜日

広瀬達彦ギター 修理

 広瀬ギターをお預かりしました。(前田様どうもありがとうございました!)
 まず、ペグです。軸受けが壊れていますので交換いたします。
 裏板のバインディング部の傷、ここは、バインディングを接着してから、アロンアルファでコーティングします。
 表板、高音弦側の割れ修理ですが、ご自身で当て木されたそうです。1枚目はきちんと接着できているので驚きました・・・2.3枚目はブレーシングに掛かってしまっておりますので、剥がしてから新たに当て木します。
 3枚目は見えにくいですね。
 取り除きました。
 当て木を剥がした内部です。
 段差がありましたので、当て木の前に、まずは割れを接着しました。
 割れの修理の間に、ペグ交換しようとしたら、糸倉が割れていました。
 締めれば閉じましたので、クランプして接着しました。
 こちらは、当て木を3枚接着したところです。 1枚目の当て木は、しっかり接着されていたので、無理に剥がしませんでした。
 写真では面一になっているのがわかりにくいですが、コーティングして手触りはつるつるです。
 フレットの緑青、指板の汚れをキレイニして・・・
ペグも交換して完成です! この広瀬ギター、とても良かったです!
前田 司様、修理のご依頼誠にありがとうございました!

前田様のブログはこちらです。
前田 司ギター教室はこちら

朝倉宏泰