カヴァキーニョをお預かりしました。(T様ありがとうございました。)
症状は、指板中間あたりからハイポジションに向かって弾いても音程が変わらないということでした。原因はハイポジションでの指板の盛り上がりですが、実際には1~12フレットも順反りしていて、指板中間あたりがへこみすぎているも原因の一つです。本来でしたら、指板調整してフレット交換が良いのですが、いろいろあり、弦が当たりっぱなしになってしまう、ハイポジションのみ指板調整することになりました。
フレットを抜きました。最小限の修理ですので、抜いたフレットはそのまま使用いたします。
向きを間違えないように取っておきます。
指板は鉄刀木です。指板エンドに向けてテーパーになるように削ります。
写真は浅くなったフレット溝を深く掘りなおしています。
そしてフレットを戻して完成です。
これで演奏可能な状態になりました!!
修理のご依頼をいただきありがとうございました! 朝倉宏泰
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