まずは、ヒールから横板を接着しました。割れてすぐでしたので目違いはほとんどありませんでした。内部の割れ止め接着の写真が1枚もありませんでした・・右側は、ヒールにダボを入れるところです。
穴をあけました。とめ穴ですので、ダボには接着剤の逃げを作らないと最後まで打ち込めません。
ダボが入りました。
ヒールキャップを取り替えます。
この写真はブレーシング接着の写真です。
こちらも裏板ブレーシング剥がれ接着です。
これは裏板割れの割れ止めを接着しているところです。
ヒールキャップはこんな感じです。
ボディをきれいに磨いて艶が出ました。30年間1度もメンテナンスしていなかったそうですので、汚れがかなりついていました。
横板・・
ネックも磨いて
とてもきれいになりました。
ヘッドも綺麗にし、軸感が39ミリでしたので、単式のシャートラーペグに交換しました。
このシャートラーは、ツマミにトラブルが起きることが多いので、つまみにカーボンピンを打っております。※現在、鉄弦を含めシャートラーの取り扱いはありません。
サドルは、高音弦側だけカクっと落ちていたので、なだらかになる様になおしました。
汚れて茶色くなっていたナットもきれいにしました。
弦を張って完成です。ブレーシング剥がれも修理したので、音の張りもよみがえり、お客様にも喜んでいただけました。修理のご依頼をいただき誠にありがとうございました! 朝倉宏泰
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