Jose Ramirezの修理をご依頼いただきました。(H様どうもありがとうございました。)
修理内容は、フレット交換とローポジションの指板凹み、弦高調整。
ナットの下に紙が敷いてありました。
6弦の弦高が約5ミリと高く、それでもサドルは下げシロがないこの状態です。1弦側は指板調整すれば、下げる余地があります。
ラミレスは、ビビリ防止のためなのでしょうか、6弦側の指板を薄く(今回は約4ミリ厚)削ってしまっているので、サドルを命一杯下げても弦高が高くなりがちです。(仕込み角度、反りは抜きにして。) 指板を外して下に薄板を敷くか、指板を厚い物に交換する方法もありますが、今回は、12フレットからローポジションに向かってテーパーに削ることにしました。
定規は、フレットの高さ分の厚みです。
1と6弦しか張っていませんので、張力でもう少し高くなります。手でしならせながら、反り方を見ます。1弦側は、サドル高を確保できそうです。
指板調整でへこみはなくなりました。
フレットを打って仕上げたところ。
サドルとナットは交換いたしました。
6弦の弦高は、ギリギリまでサドルを下げた状態で、5ミリ近くありました。修理後は4.3になりました。1弦は、3ミリです。
表板に割れがありましたが、過去の修理で、1枚当て木してありました。われが伸びてしまったということで、新たに2枚追加で貼りました。
6弦側の指板が4ミリくらいしかなく、もう少し厚めであれば、ローポジション側を多く削らなくてもよいのですが・・・修理後のローポジションの指板厚は12フレット付近と同じ4ミリになりました。
H様、修理のご依頼ありがとうございました。 朝倉宏泰
次回は、ヤマハのネックリセットを掲載する予定です!
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