2019年7月8日月曜日

KLEITON AMARAL カヴァキーニョ 指板交換等 Part.3


 パート2からの続きです。 裏板を外すためにバインディングを取り除きます。裏板側のパーフリングはバインディングと同じ高さの突板が貼ってありました。写真は突板を剥がしているところ・・・
 裏板を外したら、センターから割れてしまいました。裏板の接ぎ止めも割れていたためです。ラベルもあるので修理は非常に難しいです。
                 まず接着しました。
 ラベルもあるので、一番奥側にある接ぎ止めを交換することにしました。ここは敢えて横目にしました。
                 あとで薄く削ります。
 表板側、ぺオネスと呼ばれる表面板の糊代になるパーツですが、無くなっています。
接着剤の痕があるので外れてしまったのだと思います。表板のパーフリングが見えています・・・
 高音側のウェイスト、ここも欠けているように思います。もちろん特にブラジル製の楽器で何でもかんでもきっちりしすぎは良くないですが、重要なところはきちんと修理します。
セドルの木片をパーフリングに合わせて段差をつけておいてみました。
          あとは成型して接着します。2個接着しました。

            こちらは、細めのものを一つ追加です。
ブレーシング剥がれなどもあり慎重に見つけては接着を繰り返します。次は裏板のブレーシングを戻して、裏板を閉じます。やり残しはないか何度も点検しました。

まだ続きます!!

パート1はこちら
パート2はこちら

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